vol. 378

2017.10.13

共働きでも保育園に入れない? FPが教える「子どもが欲しい」と思ったら知るべきこと

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高山一恵さん
お金のプロに聞きたい!
働く女性のマネーのお悩み相談室

仕事をしている女性であれば、自分の収入や貯金、保険や税金のことなど、お金のことで一度は悩んだことがあるはず。そこでこの連載では、女性から大人気のファイナンシャルプランナー・高山一恵さんに、読者の皆さんから寄せられたマネーのお悩み相談に乗っていただきます! 自分のお金を賢く貯める・増やす・使う術を学びましょう

ファイナンシャルプランナー(CFP®認定者・1級FP技能士)
マネーマネジメントコーチ、DCプランナー
高山 一恵(たかやま・かずえ)
1974年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス、株式会社エフピーウーマンの設立に参画し、10年間取締役を務め、退任。その後、2015年に株式会社Money&Youの取締役へ就任。女性FPと女性をつなぐマッチングサイト「FP Cafe」の事業に注力。また、全国で講演活動・執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。明るく、親しみやすい性格を活かした解説や講演には定評がある。著書に『35歳までにはぜったい知っておきたい お金のきほん』(アスペクト)など多数
保育園

これから子どもが欲しい女性にとって、保育園の待機児童問題は、大きな関心事だと思います。実際、保育園に入れないことが原因で仕事を辞めてしまった女性も少なくないといいます。そのような先輩たちの姿を見ていると、不安になるものですよね。

夫が単身赴任、実家が遠方で共働き……
誰が保育園に入りやすいのか

保育園のことが気になり出したら、まず知っておきたいのが、保育園に入るための条件です。保育園に入園するためには、子どもの保育が必要となる明確な理由が必要となります。その代表的な理由が、“両親共に働いている”こと。正社員、派遣社員、パート、自営業など、勤務形態はさまざまだと思いますが、勤務形態を問われることはありません。ただし、短時間のパート勤務や自営業よりは、正社員同士の夫婦の子どもの方が保育園に入りやすいというのが今の日本の現状です。

子どもが保育園に入れるかどうかを決めるにあたり、各家庭の状況を加味して点数が付けられます。そして、その点数が高い人から順に入園が決まります。

この時、共働きの正社員夫婦の点数の方が、パートや自営業で働く親がいる家庭に比べて高く設定されているのです。とはいえ、イマドキは、夫婦で正社員というケースも珍しくありません。なので、都市部では正社員同士の夫婦でも保育園に入りにくくなっています。その場合には、実家が遠く祖父母に面倒を見てもらえない、夫が単身赴任をしているなど、より保育が必要な人に加点される仕組みです。

さらに、一人親世帯や生活保護世帯、所得が低い世帯は優遇されます。他には、認可外保育園に通っている、兄弟が同じ保育園に通っている場合にも加点されるようです。保育園の待機児童の状況は地域によって全く違うため、今回の質問にあるように「どれくらいの収入の家庭なら保育園に入れるのか」ということは一概には言えません。

特に、都市部は仕事の需要もあり、働く女性も多いので、待機児童数が多い傾向にあります。また、子どもの年齢が小さければ小さいほど手厚い保育が必要とされるため、保育士の確保がままならないことから0歳~2歳児の待機児童数が多い傾向にあります。特に育休を利用して1歳から子どもを預けたいという人は多く、1歳児は多くの自治体で激戦のようです。

自治体ごとの「保育料」の違いにも目を向けて

ただし、各自治体で点数や優遇される内容は異なるので、一概に「どんな家庭環境なら有利なのか」は断言できない部分もあります。自分が住む自治体の基準を、予め調べておきましょう。

また、自治体によって、同じ条件でも保育料が異なることも知っておく必要があります。保育園の待機問題ばかりに注目が集まりますが、「子育てする地域」を考えるときには、待機児童の問題と合わせて保育料にも目を向けてみてください。面倒くさがらずに情報収集をきちんとしておくことが、後悔しないための第一歩ですね。

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