vol. 313

2017.03.30

成果が上げられなければすぐ解雇? 20代で年収800万、外資系IT企業マーケティング女子の悩み

タグ:

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
高山一恵さん
職種別にチェック!
隣のアノ子のお財布事情

どんなに仲の良い友達でも、「年収どのくらいあるの?」「貯金いくら持ってるの?」なんて、聞きにくいもの。周囲の人のお財布事情が分からないだけに、今の自分のお金のやりくりが正しいのかどうか、判断できないものですよね。そこでこの連載では、ファイナンシャルプランナー高山一恵さんに、これまでにあった相談事例を元に、働く女性たちのお財布事情を職種別に解説してもらいます。

ファイナンシャルプランナー(CFP®認定者・1級FP技能士)
マネーマネジメントコーチ、DCプランナー
高山 一恵(たかやま・かずえ)
1974年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス、株式会社エフピーウーマンの設立に参画し、10年間取締役を務め、退任。その後、2015年に株式会社Money&Youの取締役へ就任。女性FPと女性をつなぐマッチングサイト「FP Cafe」の事業に注力。また、全国で講演活動・執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。明るく、親しみやすい性格を活かした解説や講演には定評がある。著書に『35歳までにはぜったい知っておきたい お金のきほん』(アスペクト)など多数

~File.17~
外資系IT企業マーケティング女子のお財布事情

外資系IT企業でマーケティングを担当しているAさん(29歳)。Aさんの年収は今現在800万円。幼少の頃に外国で暮らしていた経験があり、英語力は『TOEIC®』満点レベル。学生時代から語学を活かした仕事に就くことを目標にしてきたそうです。現在は、希望通り得意の語学を活かして働くことができ、仕事は充実しているそう。

マーケティング

成果を上げられなくなったら減給、解雇のリスクも!
実力主義の外資系企業で働き続ける不安

今の年収は高いAさんですが、外資系なので仕事は完全な実力主義。今までは順調に成果を出してお給料も右肩上がりでしたが、今後、成果を出せなくなってしまったらお給料の減額や解雇のリスクが常にあるため、将来への不安は強いとのこと。今から将来に備えておく必要を感じています。

仕事が忙しく自炊している暇がないので、外食代はかさんでしまうそうですが、その他の費目にはあまりお金を使っていません。

毎月10万円程度の貯蓄ができているそうですが、普通預金にお金が貯まっている状態とのこと。せっかく10万円も貯蓄できる余裕があるので、毎月の積立先を変えることを提案しました。

「自動積立」で守り、「投資信託」で攻める! 貯めるだけでなく、賢く増やす方法も取り入れよう

将来に備えるために効率的にお金を増やすには、「先取り貯蓄」を心掛けることが第一。先取り貯蓄をする際は、「自動積立」を活用すれば毎月給料日に指定した額を口座から自動的に引いて積立をしてくれるので、面倒な作業が不要になります。

また、10万円のうち半額程度は、投資信託などの投資商品で積立てたいところ。例えば、毎月5万円を「自動定期積立」、残りの5万円を「投資信託積立」という具合に分散して、確実にお金を貯めつつ、積極的に増やすことも考えましょう

さらに、Aさんのように年収が高い人が金融商品を活用する際には、「節税」を意識した方が賢明です。年収が高くなればなるほど、毎年支払う所得税、住民税の金額に嫌気がさしてきますよね。

例えば、今年から利用者が拡大して話題となっている「個人型確定拠出年金(愛称:iDeCo)」。こちらは毎月の掛け金が所得控除になり、所得税と住民税を安くすることができたり、運用中の利益が非課税になったりと、効率的にお金を増やすことができます。

仮に「iDeCo」に毎月2万円掛け金を支払った場合、Aさんの所得税の税率が10%だった場合には、所得税と住民税合わせて年間で48,000円分の税金が安くなります

年間20万円以下の副業であれば、確定申告の必要なし!
収入から経費を差し引いた所得金額でOK

また、Aさんは、将来のキャリアも考えて翻訳の副業も始めました。Aさんは、真面目な性格で、週末にコツコツと副業をしており、副業から得られる1年間の収入が40万円になりそうとのことでした。

Aさんは、「副業も20万円を超えたら確定申告をしなくてはいけない」と聞いたようで、確定申告の心配をしていましたが、この20万円という数字は、単に収入の金額ではなく、収入から経費を差し引いた所得金額です。

Aさんは、翻訳の副業をするにあたり、パソコンや書籍を購入したり、セミナーに参加したりしていて、これらの費用は経費になります。これらの経費はまとめて20万円以上かかっていたので、Aさんの副業の所得金額(所得)は20万円以下となり、確定申告の必要はありません

副業でその他の収入源を確保しつつ、本業の実務面でも成果を上げ続けられるように、日々スキルアップをしていくといいですね。

マーケティング

次回は<大学職員>女子のお財布事情です。
お楽しみに!

>>あなたにぴったりのお給料はいくら?
「年収診断テスト」でチェックしてみる

『FP Cafe』

『FP Cafe』は、一生涯の「お金の相談パートナー」が見つかるFPと女性をつなぐマッチングサイト。たくさんの女性FPが登録しているからこそ、自分にぴったりなFPを探すことができます。また、『FP Cafe』内のサービスは完全無料・匿名で利用可能。女性の人生の変化や転機に強い、「ハッピーマネープラン」をサポートしています

連載『隣のあの子のお財布事情』の過去記事一覧はこちら

>> http://woman.type.jp/wt/feature/category/saifuをクリック

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Woman typeの最新情報をお届けします
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

あなたにオススメの記事

女・28歳独身! 理想的なお金の使い方&貯め方って?――働く...
20代~30代の働く女性455名を対象に、月々の手取り収入のうち支出と貯金にどれくらいを割いているのか項目別に調査! さ...

「女子力を磨くより、稼ぐ力を身に付けなさい!」上野千鶴子さん...
男女雇用機会均等法の成立から、もうすぐ30年。企業や社会の中で活躍する女性は増えたように思える一方、厳しい側面も少なくな...

知らなきゃ損!「格安SIM、ふるさと納税、デパート積み立てっ...
お金の知識があると得することが多いもの。そこで今回は、すぐに実践できそうなお得ネタを3つご紹介します。

「これからの時代、キャリアパスを悠長に考えている余裕はない」...
日本経団連初の女性役員である、外資系通信会社BTジャパンの代表取締役社長・吉田晴乃さん。30歳で海外に渡り、ハードな仕事...

あなたにオススメの企業

オススメ求人特集

育児と両立可能な会社

賞与・インセンティブ充実!働くならしっかり稼ぎたい

やっぱり欲しい安定感! 大手・上場企業で働こう

グローバルな環境で働く!外資系企業&語学を活かせる仕事

長期休暇、社宅、社食など!嬉しい福利厚生のある会社