vol. 264

2017.03.21

年間の貯金が18万円増える“誰でもできる秘策”って? 都内で「ギリギリライフ」を送る28歳・歯科衛生士のお財布事情

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高山一恵さん
職種別にチェック!
隣のアノ子のお財布事情

どんなに仲の良い友達でも、「年収どのくらいあるの?」「貯金いくら持ってるの?」なんて、聞きにくいもの。周囲の人のお財布事情が分からないだけに、今の自分のお金のやりくりが正しいのかどうか、判断できないものですよね。そこでこの連載では、ファイナンシャルプランナー高山一恵さんに、これまでにあった相談事例を元に、働く女性たちのお財布事情を職種別に解説してもらいます。

ファイナンシャルプランナー(CFP®認定者・1級FP技能士)
マネーマネジメントコーチ、DCプランナー
高山 一恵(たかやま・かずえ)
1974年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス、株式会社エフピーウーマンの設立に参画し、10年間取締役を務め、退任。その後、2015年に株式会社Money&Youの取締役へ就任。女性FPと女性をつなぐマッチングサイト「FP Cafe」の事業に注力。また、全国で講演活動・執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。明るく、親しみやすい性格を活かした解説や講演には定評がある。著書に『35歳までにはぜったい知っておきたい お金のきほん』(アスペクト)など多数

~File.15~
歯科衛生士女子のお財布事情

最近、マネー相談にやってきたAさん。28歳の女性で個人経営の歯医者さんで歯科衛生士の仕事をしています。残業もほとんどなく、人間関係も良好。趣味の料理教室にも行けて、ワークライフバランスがとれるという点においても満足しているそうですが、お悩みは「給料の少なさ」!

歯科衛生士

Aさんの年収は290万円と、都心で働く女性としては決して多くありません。都内で1人暮らしをしているため、生活はいつも“ギリギリ”だと言います。毎月5000円程度しか貯蓄ができないので、家計で削減できるところがないかご相談にいらっしゃいました。

年2回の実家帰省、冠婚葬祭の臨時費用でボーナスが消えていく……

Aさんは、結婚や出産をしても長く働き続けたいと思い、歯科衛生士になったそう。専門学校を卒業してから、ずっと個人経営の歯科医院に勤めています。

勤続年数は約8年。歯科衛生士としてのスキルに自信はあるものの、毎月の手取り収入はたったの15万円程度。このまま働き続けてもお給料はわずかしか増えない見込みだそうで、将来への不安が募っています。

さらに、実家が秋田県にあるため、年に2回の帰省代や冠婚葬祭などの臨時費用などでボーナスもほとんど消えてしまうそう。20代後半になると、友人の結婚式に参加する機会も増えますし、“ご祝儀貧乏”なんていう事態もありますよね。

もっと金銭的にゆとりのある生活をしたいという思いはあるものの、人間関係も良く安定している環境を離れるのには勇気がいります。給与アップを目指して思い切って転職するか、安定した職場でどうにかお金をやりくりしていくか、悩みどころです。

携帯代や保険料など、固定費の見直しで1万5000円も削減できる!

転職も視野に入れているそうですが、すぐに環境を変えるのは難しいもの。そこで、支出の見直しができるところがないか、家計簿を見せてもらいました。すると、携帯代が月々1万円、保険料1.5万円と、手取り月収15万円というケースで見てこの2つの項目に対する支出が高いことが気になりました。

プライベートの時間がたっぷり取れる仕事をしているAさんは、仕事が終わるとすぐ友達にSNSなどで連絡。余暇の時間は携帯をいじっていることが多いそうで、携帯代がかさんでいるとのこと。

歯科衛生士

また、貯金があまりないAさんは、「病気になったら困る」と思い、保険会社の人に勧められるままに保険に加入。Aさんが加入している保険を確認させてもらうと、保障内容が被っているものや、独身のAさんには必要ない多額の死亡保障など、不要なものも少なくありませんでした。

少しでも貯金にまわすお金を増やしたいなら、こういった固定費で無駄な支出を削減するのは基本です。具体的には、携帯代は「格安スマホ」にチェンジすることをオススメしました。契約する会社やプランなどにもよりますが、今よりも6000円~7000円程度の削減は期待できます。

また、保険についても独身のAさんに一番必要なのは、病気やケガになってしまったときに働けなくなるリスクに備えられる保険。ですから、一番重要なのは「就業不能保険」です。この保険は、病気やケガで働けなくなったときに、例えば毎月15万円(契約により金額は異なる)がお給料のように受け取れるという保険です。保険会社によもよりますが、Aさんの年齢であれば、就業不能保険、掛け捨て型の医療保険両方に加入しても6000円程度でおさまるでしょう。ですから、保険の見直しだけでも9000円は削減できます

携帯代、保険料合わせれば、月々1万5000円の支出削減につながります。現在、毎月5000円貯蓄できているとのことだったので、合わせて毎月2万円貯蓄できることになります。

また、Aさんの場合は家計費の削減も大事ですが、手取りが15万円ということで、収入自体を増やす努力もしたいところ。職場の人間関係が良いのも重要ですが、もっと年収アップできる職場がないかどうか、小まめに求人をチェックすることも大切です。

「これぞ」と思える求人に巡り合えたらすぐ転職できるように、安定した職場環境に甘えず、日頃から知識や技術を磨く努力を怠らないようしたいものですね!

歯科衛生士

次回は<ペットショップ勤務のトリマー>女子のお財布事情です。
お楽しみに!

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連載『隣のあの子のお財布事情』の過去記事一覧はこちら

>> http://woman.type.jp/wt/feature/category/saifuをクリック

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