vol. 249

2017.02.16

「結婚したら賃貸より持ち家がいいの?」働く女性にとってのメリット・デメリットをプロが解説

タグ:

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
高山一恵さん
お金のプロに聞きたい!
働く女性のマネーのお悩み相談室

仕事をしている女性であれば、自分の収入や貯金、保険や税金のことなど、お金のことで一度は悩んだことがあるはず。そこでこの連載では、女性から大人気のファイナンシャルプランナー・高山一恵さんに、読者の皆さんから寄せられたマネーのお悩み相談に乗っていただきます! 自分のお金を賢く貯める・増やす・使う術を学びましょう

ファイナンシャルプランナー(CFP®認定者・1級FP技能士)
マネーマネジメントコーチ、DCプランナー
高山 一恵(たかやま・かずえ)
1974年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス、株式会社エフピーウーマンの設立に参画し、10年間取締役を務め、退任。その後、2015年に株式会社Money&Youの取締役へ就任。女性FPと女性をつなぐマッチングサイト「FP Cafe」の事業に注力。また、全国で講演活動・執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。明るく、親しみやすい性格を活かした解説や講演には定評がある。著書に『35歳までにはぜったい知っておきたい お金のきほん』(アスペクト)など多数
大人の事情

家を購入する方がよいのか、賃貸の方がよいのかは永遠のテーマですね。結婚したばかりの女性たちからは、「どちらがお得なのか」という質問をよく受けますが、これに関しては実は答えがありません

購入、賃貸、それぞれメリット・デメリットがあり、何歳まで生きるのかによっても損得が変わってきます。それに、住まいは個人の価値観が大きく反映されるものなので、お金の損得だけで判断するのは難しいのです。

持ち家or賃貸
働く女性がそれぞれを選択するメリット・デメリットとは?

持ち家のメリットとしては、住宅ローンを完済すれば住居費がかからない、自由にリフォームできることなどが挙げられます。男性と比較しても「老後が長い」女性にとっては、定年後に住宅費用がかからない家に住めることで安心感を得られますね。デメリットは、転居がしにくいこと、維持管理にお金がかかるなどが挙げられます。転勤が多い人が家族にいる場合は考えものですね。

一方、賃貸のメリットは、ライフスタイルに合わせて転居しやすい、まとまった資金が不要というところが挙げられます。女性の生き方も多様化している時代ですから、ライフステージの変化や、価値観の変化に合わせて暮らし方を変えていける自由度が担保できるのは魅力です。一方、デメリットは一生賃料が発生する、貸してもらえなくなる可能性があるということ。

どちらにも一長一短があるので、自分にとって何が大切か、優先順位をつけて考えましょう。

もしも家を買うなら……?
現在支払っている住居費から「買える物件」の予算を把握しよう

もし、購入を決意した場合には、まずは、おおまかに自分たちが毎月支払える額を知り、その額から自分が買える物件の予算を把握しましょう。

自分が支払える額を知る手掛りは、現在支払っている住居費。例えば、現在、月に10万円の家賃を支払っているとして、マイホーム用の貯蓄に月3万円、管理費月5000円だとします。そうすると、年間の住居費用は162万。

家を購入すると、ローンの返済に加えて、マンションであれば修繕、積立金、固定資産税などの税金を支払います。

例えば、購入後の毎月のローン返済額が11万円、修繕・積立金が毎月2万円、固定資産税が6万円だとすると、購入後の年間の住居費は、162万円となり、購入前の年間居住費と同じになるので、毎月のローンの返済額が11万円以内に抑えられる物件を選ぶことが1つの目安になります。

3000万円の中古物件を買おうと思ったら……?
頭金として600万円、諸費用として240万円が必要

ちなみに、よく「頭金ゼロでも買える」といったチラシを目にすることがありますが、入れる頭金が多ければ多いほど、住宅ローンで借りるお金は少なくて済み、ローンの総返済額の負担も小さくなります。

準備したい頭金は一般的には物件価格の20%。この他にも手数料や税金などの諸費用がかかり、新築物件で物件価格の3~5%、中古物件だと6~8%かかると言われています。つまり、3000万円の中古物件を買おうと思ったら、頭金として600万円、諸費用として240万円が必要ということに。

ただし、貯蓄のほとんどを頭金と諸費用にまわしてしまうと、その後、突然の出費があっても手持ち資金が無く、困ってしまいます。

一般的に手元に残すお金の目安は、最低でも生活費の6カ月分、可能であれば1年分がオススメです。つまり、月30万円の生活費がかかっている場合には、最低でも180万円、1年分だと360万円は残しておいた方がよいということ。

家を購入するにあたっては、自分たちにあった物件価格を知り、その上で、頭金や諸費用などの資金計画を練ってみて、無理のない範囲で購入できるかどうか吟味してから購入するようにしましょう。

他にも住宅ローンの金利が高いのか低いのかも購入する上では重要なポイントです。住宅は大きな買い物なので、プロに相談したり書籍を読んだりして「基本的な知識」を身につけてから購入することをオススメします。

>>今後のマネープランの参考に!
「あなたにぴったりの年収はいくら?」診断テストでチェックする


『FP Cafe』

『FP Cafe』は、一生涯の「お金の相談パートナー」が見つかるFPと女性をつなぐマッチングサイト。たくさんの女性FPが登録しているからこそ、自分にぴったりなFPを探すことができます。また、『FP Cafe』内のサービスは完全無料・匿名で利用可能。女性の人生の変化や転機に強い、「ハッピーマネープラン」をサポートしています

連載『マネーのお悩み相談室』の過去記事一覧はこちら

>> http://woman.type.jp/wt/feature/category/soudanをクリック

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Woman typeの最新情報をお届けします
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

あなたにオススメの記事

マネー感覚のズレが離婚を招く! 結婚前に彼としておきたいお金...
「結婚しても仕事は辞めない」それが当たり前になったのは、先の見えにくいご時世、夫婦がともに働いた方が家計の安定感も増すし...

結婚・出産が見通せない独身アラサー女性必読! 「これからのお...
30歳が迫ってくると、誰もが一度は考えるお金のこと。でも、結婚や出産などのライフイベントの見通しが不透明な状態で、どのよ...

賃貸と持ち家はどっちがお得? “老後が長い”女性こそ知ってお...
ファイナンシャルプランナーの高山一恵さんが、女性にとって重要なライフイベントごとに必要となるお金について教えます!今回の...

子育てをきっかけに東京から大分に移住した女性が「毎日が幸せで...
東京を飛び出し、地方や海外移住をした女性たちに、移住ノウハウや移住後の働き方、人生観の変化について聞いてみました!特集第...

あなたにオススメの企業

オススメ求人特集

育児と両立可能な会社

賞与・インセンティブ充実!働くならしっかり稼ぎたい

やっぱり欲しい安定感! 大手・上場企業で働こう

グローバルな環境で働く!外資系企業&語学を活かせる仕事

長期休暇、社宅、社食など!嬉しい福利厚生のある会社