vol. 79

2016.05.27

体メンテナンスに月7万円!? “終電帰りが当たり前”な多忙SE女子のお財布事情

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高山一恵さん
職種別にチェック!
隣のアノ子のお財布事情

どんなに仲の良い友達でも、「年収どのくらいあるの?」「貯金いくら持ってるの?」なんて、聞きにくいもの。周囲の人のお財布事情が分からないだけに、今の自分のお金のやりくりが正しいのかどうか、判断できないものですよね。そこでこの連載では、ファイナンシャルプランナー高山一恵さんに、これまでにあった相談事例を元に、働く女性たちのお財布事情を職種別に解説してもらいます。

ファイナンシャルプランナー(CFP®認定者・1級FP技能士)
マネーマネジメントコーチ、DCプランナー
高山 一恵(たかやま・かずえ)
1974年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス、株式会社エフピーウーマンの設立に参画し、10年間取締役を務め、退任。その後、2015年に株式会社Money&Youの取締役へ就任。女性FPと女性をつなぐマッチングサイト「FP Cafe」の事業に注力。また、全国で講演活動・執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。明るく、親しみやすい性格を活かした解説や講演には定評がある。著書に『35歳までにはぜったい知っておきたい お金のきほん』(アスペクト)など多数

~File.05~
IT業界SE女子のお財布事情

お財布事情

最近、ITベンチャー企業にお勤めのSE(システムエンジニア)女性Aさんがマネー相談にやってきました。年齢は27歳。年収は530万円と、この年齢の女性にしては高所得といえます。

ただし、高所得なのは「残業代」によるところが大きいそう。毎日帰るのは終電。お金は貯まっていくけれど、このままずっと今の仕事を続けていけないし、転職を考えているけど収入がダウンしても大丈夫かどうか心配していらっしゃいました。

マッサージにサプリメント……
体メンテ代は月に7万円!

多忙な仕事生活を送っているAさん。帰宅後は「お風呂に入って寝るだけ」という生活だそうで、休日も疲れて外出する気分になれず、ずっと家で寝ているかDVDを観て過ごすことが多いそう。たまに外出するとすれば、マッサージに出掛けるくらい。SEという職種柄、パソコンに向かっている時間が多く、肩や首の凝り、眼精疲労がひどく、定期的にマッサージに行っては凝りをほぐしているとのこと。

加えて、ランチも夕食も会社で仕事をしながらコンビニのお弁当を食べているので、栄養補給にサプリメントを買って取り入れているそう。これらの出費を合わせて見てみると、なんとマッサージ代とサプリメント代だけで、月7万円にもなっていました。手取り月収から見るとかなりの割合を占めていますが、貯蓄も手取り金額の2割はできていますし、今の生活ぶりを聞いていると、体のメンテナンス費として仕方ない出費ですね……。

ただし、そもそもこの生活を続けていると、本格的に健康面が不安! 最近では、不規則な生活が原因で若い女性でも婦人科系の疾病にかかる確率が高まっているそうです。Aさん自身も希望していますが、仕事のために自分の体をボロボロにしてしまっては本末転倒転職を具体的に考えるべきだとアドバイスしました。

「年収ダウン」だけを気にするのではなく、収支全体に目を向けてみよう

「激務はつらいけれど、SEという仕事は大好きでやりがいを感じている」と語るAさん。転職しても、SEは続けたいという意思がありました。ただし、今の生活の反動から、「残業が少なく、ワークライフバランスが取れる会社に転職したい」と考えているため、その分、給料が下がってしまうことを心配しています。

確かに、時間とお金はトレードオフ。働く時間が短くなれば、その分収入が減ってしまうことはよくあることです。でも、必ずしもそれが悪いこととは限りません

ここで目を向けてほしいのは、収支バランス全体です。

仮にお給料が下がってしまったとしても、労働環境の良い職場に転職することで、今よりも体調が良くなり、食事を自炊したり運動を取り入れたりする余裕が生まれ、今よりもマッサージ代やサプリメント代をかけなくて済むかもしれません。

また、今は帰りが遅いため会社から近い都心エリアに月10万円の家賃を払って住んでいるAさん。転職して早く帰宅できるようになれば、もっと家賃が安いエリアに住む選択肢も増えますね。

Aさんの場合はお給料が下がったとしても、その分減らせる出費も多いため、多少の収入ダウンであればそんなに気にする必要はないと言えるでしょう。お金の代わりに得られる健康や、プライベートの充実が人生をより豊かにしてくれることもあるものです。

労働環境も年収もより良い職場に転職するために必要なこと

ただ、一番望ましいのは「労働時間も短縮し、年収もアップする」という環境への転職ですよね。現実的には難しいケースも多いですが、こういったベストな条件で転職ができる可能性も、人によってはあると言えます。

まずは、いざ転職を考えた時に自分にとって理想的な職場で働くにはどういうスキルや能力を持っている必要があるのか、日ごろから転職サイトなどで求人をチェックしておくようにしてみてはいかがでしょうか。そこには必ず、「求められる能力」についての記載があるはずです。目標が明確になれば、きっと日々の仕事への取り組み方も変わってきますよね。

そして、労働時間あたりの単価が高くなるように、若いうちから仕事のスキルを磨いておくこと。単価が高いというと特別なスキルと思われがちですが、資料の作成1つとっても、みんなに見やすく、分かりやすく作る技術もハイスキルになるのではないかと思います。また、余裕があれば、仕事に関わる資格取得をするなど、自己投資をするのも良いですね。

「自分の市場価値を上げる」ことを少し意識しながら仕事をしたり、お金を使ったりしていると、後で返ってくるものもより大きくなるはずですよ!

お財布事情
次回は<航空業界 グランドホステス>女子のお財布事情です。
お楽しみに!

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連載『隣のあの子のお財布事情』の過去記事一覧はこちら

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