vol. 24

2016.02.25

看護師女子の給料はストレス買いと貢ぎ代に消えていく!? “ナイチンゲール症候群”に注意

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高山一恵さん
職種別にチェック!
隣のアノ子のお財布事情

どんなに仲の良い友達でも、「年収どのくらいあるの?」「貯金いくら持ってるの?」なんて、聞きにくいもの。周囲の人のお財布事情が分からないだけに、今の自分のお金のやりくりが正しいのかどうか、判断できないものですよね。そこでこの連載では、ファイナンシャルプランナー高山一恵さんに、これまでにあった相談事例を元に、働く女性たちのお財布事情を職種別に解説してもらいます。

ファイナンシャルプランナー(CFP®認定者・1級FP技能士)
マネーマネジメントコーチ、DCプランナー
高山 一恵(たかやま・かずえ)
1974年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス、株式会社エフピーウーマンの設立に参画し、10年間取締役を務め、退任。その後、2015年に株式会社Money&Youの取締役へ就任。女性FPと女性をつなぐマッチングサイト「FP Cafe」の事業に注力。また、全国で講演活動・執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。明るく、親しみやすい性格を活かした解説や講演には定評がある。著書に『35歳までにはぜったい知っておきたい お金のきほん』(アスペクト)など多数

~File.02~
看護師女子のお財布事情

看護師
最近、マネー相談にやってきたAさん。26歳の女性で、職種は看護師、年収は500万円ほど。救命救急センターに勤務しているため、命の危険が迫っている患者さんも多く、患者さんの死に直面することも少ない状況。ストレスフルな毎日を送っているのは間違いありません。

そのせいか、休日はストレス解消で、洋服、化粧品、靴、バッグなどを一気に買ってしまうそう。毎月貯蓄にまわせるお金が全然ないとのことでした。

さらに、今お付き合いをしている彼氏が無職ということもあり、デート代のほとんどをAさんが負担しているそうです。

休日の“ストレス買い”は、ストレス解消になっていない!?

Aさんの支出を分析してみたところ、ご本人も自覚されているように、洋服、化粧品、靴、バッグなど、「衣服・美容代」がかさんでいて、その金額はお給料の4割に該当する約10万円を使っていました。

前述したように、職場では人の死に直面することも多く、毎日ストレスフルな状態にさらされている看護師さん。プライベートでは、つい開放感を求めて派手な洋服や靴、バッグ、化粧品を購入してしまいがちに。プライベートで職場の人に会っても、外見が違いすぎて誰もAさんだと分からないほどだそうです(笑)。

本来、手取りが25万円の人であれば、「衣服・美容代」への支出は25000円(全体の1割り)くらいにおさえておくのが適切なのですが(実際は、2割程度担っている人が多い)、Aさんは、4倍の4割を衣服・美容代で消費しています。

よく話を聞いてみると、実は、Aさんは本来、海や山など自然豊かな場所でのんびり過ごしたり、友達と温泉旅行にいったりして過ごすことに幸せを感じるタイプとのこと。なのに、そういったことにはほとんど時間もお金も使えていません。「買い物=ストレス解消」と思い込み、本来の自分の価値観とは違ったところに収入の多くを費やしていたのです。

同じ額を使うにしても、自分の価値観で重きを置いているところから優先的にお金を使っていくようにすると、後悔も減り、幸福感が高まっていくのは明白ですよね。

「世話好き」な性格が災いし、ダメ男をつかまえてしまう?

また、Aさんのもう1つの悩みは、交際中の彼氏が無職で、デート代はほとんどAさんが負担するということ。Aさんに甘えているのか、彼氏はなかなか就職活動をしてくれないそうです。

Aさんに限らず看護師さんで私のところに相談にいらっしゃる方はいますが、「付き合っている彼氏が無職」など、面倒を見てあげたくなるような男性をパートナーに選んでいる人が多い気がしています。「ナイチンゲール症候群」(※ケアをする対象である患者にナースが恋をしてしまう)という言葉もありますが、もともと世話好きな人が多い看護師女性。「私が彼を何とかしてあげなければ!」と、頼りない男性をつかまえてしまうのかもしれません。

異性の好き嫌いを改善するのはなかなか難しいかもしれませんが、経済的に依存されているような恋愛関係は、結局長続きしません。お互いの幸せのためにも、パートナーに自立してもらえるよう話し合うことが大切ですね。

とはいえ、「他人を変える」というのは簡単なことではないと思います。そういう時は、「自分が変わる」ことも有効な手段です。

例えば、自分を高めるような自己投資をすること。普段、休日に買い物や彼氏と会うことしかしないという人は、仕事に役立つ資格取得の勉強を始めてみたり、趣味を習い事にして体系的に学んでみたりするのはいかがでしょうか。あるいは、一人でじっくり読書をしてみたり、行きたかった場所に行ってみるのもいいでしょう。視野が広くなり、彼との関係性も変わっていくかもしれません。

悪い習慣を断ち切るには、自分の普段の行動を変えることが助けになります。手帳などに、「いつまでに」、「何をする」などを「見える化」しておくと行動を起こしやすくなるのでオススメですよ。

無駄なものをたくさん買ってしまう習慣があったり、他人に貢いでしまっていたり……今のところ“いいお金の使い方ができていないな”と感じる方は、ぜひ試してみてくださいね。

看護師女子の教訓

次回は<音楽業界>女子のお財布事情です。
お楽しみに!

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連載『隣のあの子のお財布事情』の過去記事一覧はこちら

>> http://woman.type.jp/wt/feature/category/saifuをクリック

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