職場で苦手な相手のトップは「女の先輩」と「男の上司」! 人間関係を良好に保つ働く女子の小ワザ4パターンを公開

職場で苦手な相手のトップは「女の先輩」と「男の上司」! 人間関係を良好に保つ働く女子の小ワザ4パターンを公開【アンケート企画:働く女の本音白書 Vol.3】
職場で苦手な相手のトップは「女の先輩」と「男の上司」! 人間関係を良好に保つ働く女子の小ワザ4パターンを公開【アンケート企画:働く女の本音白書 Vol.3】

「おはようございます」と出社してから、「お疲れ様です」と退社するまで、毎日多くの人と関わるのが仕事というもの。1日の大半を一緒に過ごすのですから職場の人間関係を良好に保つって、とっても大事ですよね。

そうはいっても人間ですから、苦手な人も一人くらいはいて当然でしょう。
上のQ.1の円グラフは、働く女性181人に聞いた、「職場に苦手な人がいるか」という質問に対する回答結果。
実に8割弱もの働く女子が「はい」と答えています。

Q.2は、Q.1で苦手な人がいると回答した方に、その相手が理由で会社を辞めたいと思ったことがあるかを聞いた結果です。
すると、なんと半数を超える6割が「辞めたいと思ったことがある」と回答!
職場の人間関係は、働く女子にとってキャリアをも左右する重要事項だということがよ~くわかります。

さらに、その苦手な人について詳しく聞いてみると……

職場で苦手な相手のトップは「女の先輩」と「男の上司」! 人間関係を良好に保つ働く女子の小ワザ4パターンを公開【アンケート企画:働く女の本音白書 Vol.3】

苦手な人の性別は6割弱が女性、約4割が男性と回答。
同性である女性に苦手意識を感じている人のほうがやや多いようです。

さらに面白いのが下の結果。職場の苦手な人が「女性」と答えた方と「男性」と答えた方とでは、その人との関係性に違いがありました。

【「男性が苦手」と答えた方に聞いた、その相手との関係性のトップ3】
1位 直属の上司
2位 経営陣
3位 先輩社員

【「女性が苦手」と答えた方に聞いた、その相手との関係性のトップ3】
1位 先輩社員
1位 同僚
3位 直属の上司

働く女子は、男性の上司・経営陣と女性の先輩・同僚とうまくいかないケースが多い様子。

それぞれ苦手な理由も聞いてみました。

【「男性の上司もしくは経営陣が苦手」と答えた方に聞いた、その理由】
常識が通じない/パワハラ・セクハラをする/価値観が違いすぎて話がかみ合わない/大きな声で怒鳴る/情報の共有をしない/責任感がない・・・など

【「女性の先輩もしくは同僚が苦手」と答えた方に聞いた、その理由】
偉そうに指図される/意地が悪い/すぐに愚痴や弱音を吐く/言葉と態度がキツい/男と女の前で態度が違う/おしゃべりがうるさい・・・など

「感情的で言うことがコロコロかわる」、「プライベートを詮索される」など両方に共通するものもありましたが、女性の先輩・同僚に対しては相手の発言や態度に関するマイナス面を指摘する意見が多いのに対し、男性上司や経営陣にはコミュニケーションエラーを挙げる意見が多数。
やはり、男と女の間にある暗くて深~い溝に苦しむ働く女子は少なくないようです。

どちらにせよ、会社にいる限りはそんな苦手な人ともうまくやっていかねばなりません。
最後に、苦手な相手と波風立てず、うまく付き合うためにアンケート回答者の方が実践している工夫を聞いてみました。
意見が多い順に編集部が独自に分類したのがこちら。

“馬耳東風型”
例・・・「気にしないのが一番。相手にしたら同じになるので大人になる」「挨拶や聞かれたことはきちんと答えるが、自分からは話しかけない」
“完全回避型”
例・・・「なるべく視界に入らないようにする」「忙しいふりして逃げる」「仕事に集中して聞こえないフリをする」「昼食や飲み会など断れるものは極力断る」
“自分抹殺型”
例・・・「ごますりする」「逆らわない」「『不幸な人なんだ』と心の中で哀れむ」「常に相手の顔色を確認しながら仕事を進める」
“徹底抗戦型”
例・・・「発言を忘れさせないため、メールにCC.を入れて必ず確認をする」「なるべく話を聞くようにする」「その人に対する想像力と経験値を上げる」

働く女子なら、苦手な人ともうま~く付き合っていく力量を備えたいところ。
この4パターン、どれがベストかは自分次第。みんなの日々の努力の結晶である小ワザたちから、明日も気分良くオフィスライフを過ごすためのヒントを見つけてみてください。

【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員へWebアンケートを実施
●調査期間:2011年12月2~10日 ●有効回答者数:181名

取材・文/根本愛美(編集部)